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30代陰キャ社畜の僕がギター講師になるまで / なってから (後編)

どうもこんにちは!イモコユウキです。

30代陰キャ社畜シリーズもこれで最後です。今回の後編では、僕が実際にギター講師になってから「なってよかった!」と思ったことや「ここは想像と違った!」みたいなことについて書きます。

もし前編/中編がまだの方はこちらからどうぞ。

良い所も悪い所も、直すべき所も続けていくべき所も山とありますが、一つずつ消化してより沢山の人とギターの楽しさを分かち合いたい・・・!と思っています。

ギター講師になってよかったこと

では早速、講師になってよかったこと、メリットに感じたことについて書いていきます。

マンツーマンの対人スキルが身につく

正直対人スキルはかなり低い方なのですが、それでもお仕事でしかもマンツーマンで生徒さんと対面しないと仕事になりませんよね。なので自然と人と話すのは好きになっていきました。

必ずしも一方的に色んなトピックをブワァァァァと話す必要はないです。要するに生徒さんが何を欲していて、そのためにこういう事をしようね、ではそのための具体的な練習を一緒にしていこうよ!

という点を踏まえてレッスンを展開していきます。

緊張をコントロールできるようになる

これも陰キャな僕には結構ハードルが高かった。最初の数か月は正直ガッチガチでした。しかし、慣れとはすごいもので沢山の生徒さんと対面していくにつれ緊張感を保ちつつも最適な提案を出来るようにコントロールできるようになってきました。

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イモコユウキ

生徒さんも初対面の先生とは当然緊張しますよね?講師側だって一緒じゃないかな?と思います。

しどろもどろになってしまう「悪い緊張感」ではなく、生徒さんの顔色や機微を見ながら生徒さんに合った提案をしていく「適度な緊張感」は必要じゃないかなと思います。

初対面で人となりを掴みやすい

特に僕が最初に講師経験をさせていただいたBee ミュージックスクールさんはフリータイム予約制なので特定の先生についていない生徒さんや、先生と予定の合わなかった生徒さんでも初対面の僕を予約してくださるという仕組みを敷いてくれていたので忙しい時は1ヵ月で5~60名の生徒さんと初対面することができました。

その影響なのか、生徒さんの

・話し方
・表情
・見た目
・ギターの弾き方

などの情報からある程度のアタリを付けられるようになりました。

その中で「このトピックはこの生徒さんには刺さらなさそうだから別のトピックを選ぼう」とか、「この生徒さんは会話を楽しみたいタイプだから、レッスン中にも沢山会話の時間を取ろう」という様に60分という短い時間のレッスンプランを考えることができました。

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イモコユウキ

話題や教材は生徒さんの反応や所作を見て判断すると円滑にレッスンしやすい!

上達する・喜んでくれる

これが一番うれしいです。生徒さんから感謝の声を頂けた時は・・・本当に達成感でいっぱいです。

「この曲結構弾けるようになってきたよ!」とか、「発表会でちゃんと弾けた!」とか、「レッスンがとてもためになりました!」みたいなお褒めの言葉を沢山いただけるように頑張りたいですよね!

音楽への愛を伝えられる

これは僕が個人的に大事にしている箇所です。僕がやりたい事は、ラリーカールトンやデビッドTウォーカーが僕らに与えてくれた音楽に対する愛情を、恩返しとして生徒さんに返すことです。

音楽に対する愛情や感動を、「ギターレッスン」という形で他の人とシェアしたい。この感動を多くの人に伝えたい!っていうのが僕が講師をはじめた理由です。断じてスピってはいません。

ギター講師になって気づいたこと・苦労したこと

ここからは、講師になってから反省した事や気づいた事について書いていきます。

ガシガシ練習するだけがレッスンじゃない

効率の良い練習を反復する事で、ギターはどんどん上達していきます。ただ、それを60分間ストイックに生徒さんに求めるのが正解なのか?

僕は、「すべての生徒さんには当てはまらない」と思っています。例えば僕は今も昔も先生に師事してレッスンを受けていましたが、「プロになりたい」「純粋にうまくなりたい」という強い目標がある場合はそのやり方は合っていると思います。

しかし、「好きな曲を家でゆる~く弾いて楽しみたい」とか「なんとなく習ってみたい」という生徒さんも必ずいらっしゃいます。良い悪いっていう話ではなく、そういう生徒さんにストイックな練習をさせるのはちょっとズレている気がしています。

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イモコユウキ

目標も目的も人それぞれ!一人ひとりに合ったレッスンじゃないと意味がない

目的が無いことがある

あるあるです。これも僕は悪いことだと思ってません。例えば他の習字とかスイミングみたいな習い事で「プロになりたい!」と思って習いに来る人は少ないですよね?

なんとなくできたらいいな〜くらいの動機で充分だと思います。代わりに僕らが目標を設定してあげればいいんです。ざっくりいうと

  • ちょっと届けば出来そうな目標
  • それが出来るようになった後に目指す目標
  • 最終的にこうなりたい!っていう目標

英会話教室のカウンセリングではないのでここまでガチガチに設定を強制させる必要はないですが生徒さんが「なんで教室に通ってるんだっけ?」みたいな状況に陥らないために、目的をもって楽しく弾こうね!という意識に誘導してあげる必要があります。

自分のスキルが足りないことがある

例えばロック系が得意な人はクラシックやジャズがあまり得意じゃなかったり、逆も然りですよね。また、元バンドマンならもしかしたら複雑な理論は苦手かもしれない。

一時期、なるべくマルチに対応できるようにしたい!と思っていましたが…そんな器用な人間ばかりではありません。なので、できる/できないという話はハッキリ生徒さんにお伝えした方が良いと気づきました。

ただ、その上でそれでも生徒さんがそれを求めているなら、一緒に勉強するから頑張ろうよ!みたいな気概は持つべきだと思っています。

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イモコユウキ

練習内容は多種多様!なので生徒さんの苦手箇所を伸ばすようなレッスン、という切り口もアリですよね。

耳コピやコード譜作成に時間が掛かる

かなり苦労しました、してます。耳コピやコード譜作成が早いに越したことはありません。何が一番問題かというと、生徒さんの大切なレッスン時間を自分のせいで削ってしまっているということです。

なので耳コピと譜面書きの練習は絶対必要となります。レッスン中に譜面作成をするまとまった時間は取れるはずないので・・・

  • まず軽く耳コピして最初の数コードを口頭で伝えながら一緒に弾く
  • 弾いた所を板書して生徒さんが見ながら弾けるようにする
  • 慣れてきたら一人で弾けるかやってもらう
  • そのうちにさらっと今までのコードをコード譜とかダイアグラム付きTAB譜にして渡す

こういっった流れで、生徒さんが楽譜待ちの状態にならないようにするという方法を取るなどの工夫が必要になってきます。

教材を作る能力/知識が足りない

僕の師事している先生は「レッスンの7割位は教材の質で決まる」みたいな事を仰っていました。

顔合わせしてからまずは手持ちの教材で生徒さんのやりたい事にマッチしたものを選びつつ、次回レッスンまでに特定の生徒さんへ向けた練習用の教材を作る、という方法を取られているみたい。

最初は教材が全然作れずに、「こういう練習をするといい」みたいな口頭での会話と申し訳程度の手書きTAB譜で済ませていましたが・・・もちろん生徒数が莫大な場合リソース問題もあるので一概に悪いとは言えません。

ただ、僕は生徒さんの為にも、自己成長のためにも教材作りは重要だなと思います。

教材が大切な理由
  • 綺麗な資料を持ち帰ってもらえる
  • 生徒さん一人ひとりにマッチした教材が作れる
  • 結果、生徒さんの満足に繋がる
  • 譜割りに強くなる
  • TABにも五線譜にも強くなる
  • パソコンに強くなる

このようなメリットがあるので、僕は積極的に教材を作っています。

因みに教材つくりにはMuse Scoreを作っています。無料だし、Youtubeで解説動画も豊富だし、公式のFAQも沢山あるので調べながら成長していけますよ!

やる事が多すぎる

やりたい事/やる事が増える一方で、体力と時間は有限です。なのでプランを立てながら、仮にプランが頓挫しても回るような仕組みを作らないといけないなぁ・・・と思っています。これは僕自身の今後の課題です。

因みにやりたい事/やるべき事はこんな感じ。

イモコの To Do リスト
  • 担当している生徒さん全員分の教材作り
  • 生徒さんが練習している曲の耳コピ
  • レッスンの予習
  • ブログ投稿
  • 宣材写真の撮影
  • 利用規約作り
  • 動画投稿
  • Twitterでの発信やフォロワー増加施策
  • Youtubeチャンネル開設
  • Google Adsense申請 (まだやってない)
  • Matt Schofieldのリック集作成
  • ブルースセッションへ月1~で通う
  • ファンクセッションへ月1~で通う
  • ジャズスタンダードのソロ/コード練習
  • コードトーンの練習
  • アーティスト活動 (主に録音)
  • 師事してる先生の宿題消化
  • 炊事 (イモコ家は僕が担当しています)
  • 機材の整備・投資

多い・・・・僕はまだバックバンドやレコーディングのお仕事をしていないのでマシかもしれない。個人事業主や個人事業主を目指す人はとにかくやることが多すぎる。リソースが足りない。

自分の強化、レッスンの強化、発信の強化、知名度の強化 とかとかとかとかやることは山ほどあります。

ただ、これは僕が好きでやっている事なので一つずつ消化していくしかないですね♪義務だと思うと急に足が重くなりますが、より楽しく暮らせるためにやってるんだ!と思うとちょっとだけ気が晴れます☆

おわりに

さて、長々とつらつらと僕が講師になってから良かったことや困った事について書いていきましたが、いかがだったでしょうか??

僕も駆け出しの講師ですが、もし講師になりたい方の参考になったらとてもうれしいです。

もしこの記事の内容がためになると思ってくださったら、是非TwitterなどSNSでシェアしていただけると、記事を書く大きなモチベーションになります!

是非よろしくお願いします。

それではまた次回。

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