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セッション用ペダルの最適解!Fly Rig5 という選択肢

こんにちは!イモコユウキです。この前マルチエフェクターの記事書いたばかりなんだけど、気になるマルチがあったので性懲りもなく記事書いたよっ!

マルチエフェクターの中にも、パッと箱から出してすぐ使えるものと、設定に時間が掛かるものがあります。

前者はいじれるパラメーターの種類を抑えることでスピーディーなセッティングを可能にしますし、後者は音を作り込みさえすればどこへ行っても同じ音が再現できる、というのが良い点ですよね♪

今回は前者にあたる、「パッとセッティングしてどこへでも手軽に持っていけるエフェクター」をご紹介します。


ジャムセッションもこれ1つでバッチリ!

Fly Rig5とは

fly rig5は、Tech21というメーカーのマルチエフェクターです。Tech21と聞くと特にベーシストはSans Ampを思い浮かべる方も多いんじゃないでしょうか?

超定番のプリアンプ/DIとして一時期ベーシストでこれ使ってなかった人居ないんじゃないかって思っちゃう位大体のベーシストの足元に鎮座してた気がします。

そんなsans ampで有名なtech 21が満を持してリリースしたギター向けのマルチ/多機能ペダルがFly Rigです。

どう?見た目結構かっこよくない?僕は個人的にこのデザインがツボです。

Fly Rig5のすごい所

軽い!小さい!最強の可搬性!

例えばジャムセッションやライブで演奏する時のギターを背負ってエフェクターボードを片手に持っての移動…シンプルにしんどくないですか?

特にセッションは飲む方も多いと思うので、電車移動の事を考えるとなかなかボードはもって行きたくない…けどその場にあるアンプで短時間で音作るの大変だし、ものによってはリバーブ壊れてて効かなかったり…

そんな時にも、場所を取らずにギグバッグに入れるだけで持ち運び出来るFly Rig5は最強だと思います。

スペックで言うとこんな感じ。
W297mm×H28mm×D65mm
重量:520g

いや小っさ!軽っ!
足元でEQから歪みリバーブディレイ、ブースターに至るまでコントロール出来るのでとても楽できます。

https://imokoyuki.com/wp-content/uploads/2019/09/mCw-2L4S_400x400.jpg
イモコユウキ

軽さと小ささは、セッションの現場では強力な武器!

これだけで足元を完結させることが出来る対応力

Fly Rigには以下の機能が搭載されています。

  • Sans Ampプリアンプ (クリーントーン)
  • オーバードライブ
  • ブースター
  • リバーブ
  • ディレイ
  • ディレイ用タップテンポ

うん。丁度いい…!

セッションに丁度いい、過不足のない機能質…!
個人的に一番いいなと思ったのがプリアンプとリバーブです。

プリアンプが搭載されていればJCやマーシャルの「RETURN」端子に差せばアンプのプリアンプ部分をスルーし出来るからです。

つまり、「音作りは足元で完結して、アンプはスピーカーだけ借りる」みたいな状態を作れるので現場での音作りが格段に楽になります。これでマーシャルの出過ぎる低温とかJCの制御し辛いEQセクションからも解放されます♪

リバーブは、セッションバーとかライブハウスでJCのリバーブがたまに壊れてるのであると精神衛生上とてもよいです。

レコーディング機器としても優秀

実はこのFly Rig, 中にスピーカーシミュレーターが入っているんです!
そのため、オーディオインターフェースの手前にfly rigを繋ぐだけでだいぶまともな音が作れちゃいます!

これの一番素晴らしい所は、DAWでアンプシミュレーター掛けると死ぬほどPCが重くなる問題を解決できる所です…
この点についてはPete Thorn氏のyoutubeでもお話しされていますね。

色んなモデルがある

通常版のオーバードライブセクションには「Plexi」と表示されていますが、Fly Rig5は他にも

  • BRIT
  • CALI
  • RK5

等のモデルが展開されています。

BRITは明らかにマーシャル系サウンドを意識して作られたモデルです。クランチからオーバードライブまで幅広く使えますね。クランチのコード弾きだとPOPとかにとても合いそう!

CALIはMesa Boogieをイメージした歪みとなっており、Britとはまた一風変わった音色でこれもまた面白いですね。CALIはCALIFORNIAの略称です。勿論メタルやハードロックにも向きますが、フュージョン好きな方はこっちの方が好きかも?

そしてRK5。御大リッチーコッツエン氏のシグネチュアマルチです!

歪みセクションは従来のものとは別で、tech21から出ているこれまたリッチーのシグネチュアペダル「OMG」のサーキットを使っているようです。音の方向性は、「抜けの良いディストーション」といった感じです。

驚くことに、本人はライブでエフェクターはRK5だけ!みたいな話を耳にします。漢気がすごい。
それだけFly Rigシリーズのライブパフォーマンスが評価さているっていう事なのかもしれませんね。

それぞれ歪みの好みに合わせてモデルを選べるのもFly Rig5の良い点ですね!比較動画をアップしてらっしゃる方がいたので、参考までに貼っておきますね。

Fly Rig5の耳寄り情報

さてさて、このFly Rig5ですが、今年になって「V2」という新モデルが出ています!2019年のNAMM SHOWで披露されたんだとか。

https://imokoyuki.com/wp-content/uploads/2019/09/mCw-2L4S_400x400.jpg
イモコユウキ

なんか…デザインが中華っぽく見えるのは気のせい??

見た目は置いておいて、新型V2にはXLR端子が付いたりとか、チューナーが付いたりとか、ディレイに付点八分が選べたりなどなどのアップグレードがされていて使いやすさは間違いなくレベルアップしてます!

一番僕がいいなと思ったのは、従来だと別モデルだったBRITとCALIの歪みが切り替えられる点!これなら4万円弱でも納得できるかも・・・?

見た目があれだけど…なんでわざわざ本家が中華ペダルっぽいデザインに寄せに行くの…?
RK5もV2が出ているので写真載せておきますね。上のV2同様にデザインの方向性はなんとなーく通じるものがある気がします。

V2になって価格も上がったけど、機能性も高くなってる!

アコギ用もある

Fly Rigシリーズにはアコギ用マルチもあり、同様にV2が販売されています。

アコギの場合はハウリング防止にノッチフィルターが付いていたり、コンプ/リバーブ/ディレイ等のエフェクターが搭載されています。

ライブでアコギ弾く場合は大体DIを通すので、XLR端子が付いているのはとてもありがたいですね♪

最後に

Fly Rig5特集、みなさんいかがだったでしょうか?

横幅30cm弱のマルチにしてはめちゃくちゃコンパクトなボディにシンプルな操作性、歪みの好みにあわせて選べるラインナップの多彩さがFly Rigの魅力なんじゃないかな?と思います。

ライブでもセッションでも、音に不安を抱えながらプレイする環境を解消できるような環境作りはとても大事です!
出音が悪くてプレイどころじゃない、という経験のある方にこそオススメです!

特にセッションでは、セッティングでは限りなく「楽」をしたいものなのでFly Rig5という選択肢は大いに「アリ」!

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