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30代陰キャ社畜の僕がギター講師になるまで / なってから (前編)

どうもこんにちは!「昭和元禄落語心中」と「とらドラ」が人生のバイブル、イモコユウキです。

ところで、こんなご時世にまだ「会社員なのに今更ギター講師始めるなんて恥ずかしい…」とか思ってるウルトラ時代錯誤な奴おる

僕もかつてはそうでした。だけど音楽に携わりたくい一心で音楽を取り扱う会社に転職して・・・ふたを開けてみたらドが付くブラック企業で土日関係なく馬車馬のように働いて講師をやることを半ば勝手に諦めてました。今考えると、主業に会社員を選ぶ=音楽を諦めるってどんだけ前時代的なんだよ、なんて思います。

でも正味、ギター講師になるのって大変じゃないの?練習とかどうしよう?ていうか食べていけるの?世間体とかどうしよう?コミュ力ないんだけどどうしよう?とかとか色々解決策が無いままただただ漠然とした将来不安に駆られることもあると思います。

ブログで情報漁ってみても、「いや講師って免許ないからやろうと思えば今からできるし」みたいなクッソ当たり前で毒にも薬にもならないような事しか書いてなったり・・・(体験済)いやそこじゃないんだよ具体的な生徒集めとか講師のなりかたについて知りたいんだけど!って僕は憤慨してました。勿論知るだけじゃどうにもならないし最終的には自分で考えないといけないんですけどね(´・ω・`)

そこで、今日は「レッスンで金を稼ぎたいけどどうすればわからない…」とか「ギター講師やってみたいけど踏ん切りがつかない…」みたいなお悩みを抱えた同志諸君へ向けて、陰キャ社畜で30代の僕がどうやってギター講師になったか / なってからどう仕事しているか、について前編/中編/後編に分けてお話したいと思います。今回は主に「ギター講師になるために何をしたらいいのか」について書きます。必要なスキル面や「陰キャでも大丈夫なのか」部分については中編 / 後編で書きます。

ギター講師のなり方

上述したように、ギター講師には資格は特にないです。強いて言うならヤマハのPMS資格とかもありますが、ヤマハで働きたい方以外は特にその必要はないです。じゃあどうやってなるのか?大体3パターン位に分けられます。

師事してる先生に雇ってもらうパターン

演奏スキルや講師をするのに必要なスキルを先生に教えてもらいつつ、直談判して雇ってもらうのが一応の近道と言えるでしょう。既に師弟関係が出来上がっているので先生も、あなたなら対応できると思われる生徒さんを振ってくれることもあります。その辺りは先生によって判断が異なりますが、講師になる事を前提に師事していきたい!という旨をちゃんと話せばプロ志望者、特にギター講師向けのトレーニングをしてくれるはずです。

面接や試験を受けて教室に雇ってもらうパターン

見たまんま、自宅の周辺の教室を調べて試験を受けるパターンです。複数店舗展開しているような大きめの教室は人材移動も比例して激しいのでシアーとかのメジャーな教室は随時講師募集してたりします。試験や面接の内容はまちまちですが、だいたい

  • 面接:志望動機とか週に何日入れるか、とか。普通の面接。
  • 筆記試験:一般的な音楽理論など
  • 演奏試験:曲を指定される場合もあるし、お任せで自分の強みを2分間でアピールしてくれ、みたいな場合もある
  • 実技試験:デモレッスンをいきなりさせられる

上記の4種類の中から面接含め2-3種類くらいを行う場合が多いです。詳細な試験内容はお話できないけど、個人的に一番難しかったのは講師経験が無い時にいきなりデモレッスンしたことです。全力でテンパったので落とされました。面接を受けるタイプは年齢制限があったりするので募集要項は確認したほうがいいです。「いや年齢で募集要項通んなかったよどうしてくれんだよ」?大丈夫、自分で教室やって実績作れば年齢は大目にみてくれることも多いですよ。

勝手に自分で教室を立ち上げるパターン

これ。Skypeレッスンならwebカメラ付いてるパソコン一つで最低限実施できちゃうし、対面型レッスンはギターとノートと資料とスマホがあれば大体のレッスンは出来ちゃいます。

これ、めっちゃハードル高そうな気がしてないですか?「教室」ってつくとやけに難しそうに聞こえますが、要はネットやスタジオを間借りして個人事業主するだけなので思ってるほど難しい事じゃないです。それでも不安?大丈夫、このまま読み進めてくれ。

躓きポイントや不安に思いやすいポイント

いや教室を立ち上げるなんて他のブログにも書いてあるしもっと他に悩みあるんだけど!という方向けに講師としてのキャリアを始めるにあたっての躓きポイントと解消方法について書きました。

自宅でレッスンをするスペースが無い

もしかしてこれでお悩みの方もいるかもしれませんが、スタジオを借りてレッスンすればいいです。それだけの話なので心配する必要ないですよ。自宅で出来るとスタジオへの往復時間がセーブできるのでかなり効率は良いですよね。なので僕もお金貯めて自宅環境を整えている所です。ちなみにスタジオによっては個人レッスンを禁止している場合もあるので色んなスタジオに先ずは問合わせてみるといいです。今の所出禁になった事はないです。

フルタイムでいきなり教えるのは収入面が怖い

待って、なんでいきなりフルタイムが前提なの?仕事が休みの日に生徒さん募集すればいいじゃん。実際に僕も仕事を掛け持ちしてギター講師してます。いきなりフルタイム講師になると開始間もない頃にお金を稼げない期間がどうしても出てきます。そうなると家賃とかの支出について滅茶滅茶不安になったり、実際に圧迫されたりして精神衛生上よくないです。そういう雰囲気に生徒さんは敏感だったりしますよ。なのでまずは非常勤講師を目指しましょう。

生徒募集方法がわからない ①

まず、とりあえず何よりも先にSNSを始めましょう。TwitterとInstagramは情報収集の観点からも絶対にやった方がいい。勉強になる考え方とかプレイをされるギタリストや講師さんが山ほど出てくるのでそういう方から大いに学ぶことができます。「今のフレーズどうやったの!?」とかコメントすると割と親切に教えてくれることもあります。

そして集客に直結する演奏動画をはじめとした発信をすること!発信を繰り返してフォロワー数を増やしてより多くの方にあなたの演奏や人となりを知ってもらう環境づくりをしましょう。フォロワーが増えない人は、フォロー数を増やして相互フォローを祈りましょう。

大丈夫、自分の部屋が片付いたことがないウルトラズボラな僕でさえコツコツやれば1年位でフォロワーさんが1500人もいるのでもっとちゃんとしたカメラとか音質で動画を上げて刺さるコンテンツを分析していけばもっとフォロワーさん増やせます。僕はまだ着手できてないけど、Youtubeチャンネルもやっておくとより多くの人に見てもらえる可能性を広げられます。

生徒募集方法が分からない ②

SNSのコンテンツを増やしつつ、ブログをはじめてみましょう。はてなでもアメブロでも何でもいいんですが、デザインをいじりたい人はWordPressが一番はかどります。あと、Wordpressなら書いた記事は自分だけのものです。ブログサービスが終了すると、アメブロとかやってる場合に詰むので個人的にもワードプレスはオススメです。

サーバーの契約とかドメイン取得方法とかはネットの海にたっっっっっっっっっっっっくさん落ちているのであえて書きませんが、僕はヒトデブログさんを参考にしました。ぶっちゃけ上から下まで読みながら手を動かせばほぼ確実にブログ立ち上げまで持っていけるくらい素晴らしい記事なのであとで読んでみてください。

https://hitodeblog.com/wordpress-start

ブログの記事内容は機材レビューとかでもいいし、練習方法についての発信でも何でもいいです。要は記事を読んであなた自身に興味をもってくれればいいのでアーティスト紹介だろうが雑記だろうが何でもいいです。ただし、これもアクセス数や直帰率等を見てどんな記事が刺さるのかの検証と刺さりやすい記事を模索し続けるのが大事です。現に今僕もこうやって手探りでブログ書いてます。

なんか分からんけど緊張する

分かる。でも!まだ出会ってもいない生徒さん想像して緊張しても時間の無駄(レッスン用資料を作るのは別!)なので、自分磨きとコンテンツ磨きに注力するしかないです。ほんとそれしかないんだよ。資料作って耳コピして練習して動画作ってブログ記事書く。これを自分の出来るペースでやっていきましょ♪

生徒募集したはいいけど問合せが一向に来ない

ここで躓いて立ち上げに頓挫して結局音楽スクールで働き続ける方もいるはず。理由はいくつか考えられますが、ぶっちゃけ一番大きいのは「あなたの存在にまだ気づいてない」っていうことです。なので問合せが来なくても全然気にしないでOK。気づいてもらうための努力をすればいいだけです。

が!ここで勘違いしてはいけないのは、「似たようなコンテンツの数を増やせばそのうち生徒数増える」と思ってはいけないです。ブログならGoogle Analytics、Twitterなら謹製のTwitterアナリティクスを見てどんなタイプの記事や動画のビュー数/RT数が多いのかを分析します。そしてコンテンツを作ってまた反応を見て、分析して改善して・・・っていうPCDAを回していけば自ずと事態は好転し始めるはず!

教室に採用してもらう為にどんなスキルが必要か分からない

この辺りは中編/後編でご説明しますのでしばしお待ちを!

必要な設備やツールなど

正直「絶対必要」というのはあまりありません。が、あると便利なものは沢山あります。ちなみにギターとかシールドは当たり前なので書きません。

あると便利なもの – 対面編
  • 白紙の五線譜やTAB譜:これが無いとかなり厳しい。内容を仕込んでいく場合でも必須
  • スマホ:バッキングトラックを流したりする用
  • ライトニング→AUXの変換ケーブル:あると焦らずにすみます
  • ノートPC:タブレットでもOK!生徒さんに直接見せる用
  • カメラ:生徒さんとのレッスンを録画する場合は必要
  • 領収書:確定申告に必須です
  • 料金表:体験レッスンの時用にプリントアウトしておこう
あると便利なもの – Skype編
  • マイク:WebカメラでもOK
  • ミキサー:マイクとアンプの音を一緒に出力する用
  • オーディオインターフェース:安いのでもOK。またはインターフェース機能のあるミキサー
  • マルチエフェクター:あると便利
  • Webカメラ:絶対に必須。PCについているカメラは微妙なので買いましょう
  • TAB譜を作れるソフトやサイト:その場でパッと作ることもあるので必須 オススメはMuseScore

他にも色々ありますが、ざっくり上記があるとレッスンで困りにくいです。

ただ、これだけは覚えておいてください。「設備が全部揃ってる = 良いレッスンができるではない」ということです。Skypeなら画面が粗いのは通信の関係上完璧な対策を取るのは難しいし、レッスン風景を録画してようがしてまいがレッスンを継続したい!と思ってくれれば入会してくれます

さいごに

さてさて、色々と講師のなり方や不安点について書かせていただきました。結局の所何が言いたいかというと、ギター講師ってなってからの方が大変なのでもしなりたくて悶々としている方は腕試しもかねて一度なってみよう!という事です。

間違いなく自己成長につながるし、達成感もある仕事なのでぜひ検討してみてください。

この記事を見てもしきとうのレッスンを受けてみたい…という方、いないと思いますがもしいたらTwitterのDMでも当サイトの問い合わせでもどちらでもOKですのでご連絡ください♪

中編では「陰キャでも大丈夫なのか」とか「30代や40代でも大丈夫か」という部分について書きます。

それではまた。

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