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【Netflix】リズム&フローのラップバトルを和訳してみた (Saxon編)

音楽・アーティスト

どうもこんにちは!最近はNetflixをかけっぱなしにしながら練習してます、イモコユウキです。

ところで皆さんはNetflixオリジナル番組の「リズム&フロー」をご存知だろうか。ラッパーの「T.I.」、女性ラッパー急先鋒の「カーディB」、そしてインディペンデントでありながらグラミーを受賞した「チャンス・ザ・ラッパー」の3名をパーソナリティーとして全米から優秀なラッパーを探して次世代のスターを探そう!という番組です。

コンサートホールでのラップやラップバトル、有名R&BシンガーとのコラボやMVなどなど、数々の関門をくぐり抜けて最後の1名には優勝賞金250000ドル (3000万円くらい)を獲得する!っていうなかなか夢のある番組です。

で、今回はその中でも物議を醸した「D Smoke」対「Old Man Saxon」のラップバトルを和訳してみたよ!

ちなみに意訳も多いしわからないところもあったので知っている人や気づいた人はコメントで教えてください〜

イモコ
イモコ

Netflixを見ている人前提ではありますが、英語のバトルが興味ある人もみてみると楽しいかも!

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Old Man Saxonについて

ヒゲに眼鏡、そしてバリバリのスーツ姿が特徴的なOld Man Saxon。オーディション時にはキャブキャロウェィの歌を歌いながら登場するなど、いかにも「クラシック」な見た目と言動で独自の世界観を放つラッパー。

今回は最終決戦(フィナーレ)に残れなかったけど、リズム&フロー参加者の中で間違いなく5本の指に入る実力者だったと思っています。

ぶっちゃけBig Mouf Boが勝ち残ってSaxonが敗者になる意味が全く分からない。

Old Man Saxonパート

まずは本文です。

Nigga, you look like Afrika Bambaataa’s granddaughter, nigga.
Slick how I put my Mac on I sip Gray Goose then watch Black Swan.
Stop trying to blast me, mister. Cuz I grab these blisters confirming you had a nasty sister.
Aint that about a bitch? Oh, I read your biography ain’t that about a bitch?
I really think it is so I’ma crack it out and pass the Gin I got a place to house it in like oh.
And if your chick get loud again I’m promising I’m calling Ronda Rousey in for sure.
You can say bye-bye to him. He never listens always too much pride him, you know?
Like Smack, I said “Stop drinking while you’re driving”. Then he started popping Vicodin and biking in, like damn.
Where did you get a mic from, nigga? Came with the game would you like some, nigga?
For this change you would change, homie. But you’re gonna leave before you figure it out like James Comey.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”

うん。流石に長い。これはなかなかに骨が折れそうですね!文章ごとに抜粋して解説していきますね♫動画はYoutubeに落ちてたのでこちらをどうぞ!

Rap Battle| Rythm and Flow- Old Man Saxon vs D Smoke

1行目

Nigga, you look like Afrika Bambaataa’s granddaughter, nigga.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”

ここはシンプルなのでわかりやすいですね。和訳部分は吹き出しで書いてていくよ!

イモコユウキ
イモコユウキ

お前アフリカバンバータの孫娘みたいな見た目してんな

これはOld Man SaxonがD Smokeのドレッドヘアーのことを揶揄して話しているんじゃないかなと思います。因みにNiggaってめっちゃ使いますが、思いっきり黒人差別用語(Nigger)なので黒人同士以外は原則あまり使わないし容認されてないはず。

今現在の”Nigga”の取り扱いはどうなんだろうか…

ここでは観客がちょっとほくそ笑むみたいな反応がありますが、Saxon独特のルーツ回帰的な言葉選び(banbaataa’s granddaughter)がよかったのかなぁと思います。アフリカバンバータが引き合いに出てくることは最近殆どないでしょうね。

※Arika Bambaataa:DJクールハーク、グランドマスターフラッシュと並ぶヒップホップ黎明期3大DJの一人にしてZulu Nation の設立者。

2行目

Slick how I put my Mac on I sip Gray Goose then watch Black Swan.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

スタイリッシュにパソコンつけてウォッカでも飲みながらBlack Swan見るぜ

正直ここ、文章にするとわけわかんない。ただ、この文章とても気が利いた言い回しをしていて、Gray Gooseはウォッカのことで、Black Swanは明らかにあのめっちゃ怖いスリラー映画のこと。

Goose = ガチョウ
Swan = 白鳥

日本語で読むとあまりにも普通の文だけど英語だとある種意味が通っているというか、小粋な文章になってますね。

3行目

Stop trying to blast me, mister. Cuz I grab these blisters confirming you had a nasty sister.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

俺を甘く見るんじゃねぇよ。お前の妹病気持ちだろ、水膨れできちまったよ。

Blast = 恥をかかせる とか ぶっ飛ばすみたいな意味だったはず。意訳なので訳し方は色々あるけど、甘く見るなとかナメるんじゃねぇ!みたいな意味で使っているはずです。

Blisters = 水膨れ/水虫なんですが、これは性病の描写だと解釈しています。Nasty = エロい/汚い/卑猥な という意味なので、性病持ちの女性の話なのかなぁと思っています。

これがBruise (痣)とかだったらお前の妹とハードなセックスして身体中痣だらけだよ!みたいな意味になります。

因みに mister, blisters, sister で脚韻を踏んでますね。純粋にかっこいい。

4行目

Aint that about a bitch? Oh, I read your biography ain’t that about a bitch?

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

あれ女の話だよな?お前のプロフィール。読んだけど女々し過ぎて女のプロフィールだと思ったよ

Ain’t that about a bitch?は直訳すると「女の話だろ?」ってことなんだろうけど…ここは解釈が難しかった。

または、3行目で話している「nasty sister」と繋げているという解釈の仕方もありそう。

5行目

I really think it is so I’ma crack it out and pass the Gin I got a place to house it in like oh.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

心底そう思ってるよ。だから家でゆっくり酒でも飲むよ

crack out = コカイン中毒者のように振る舞う って辞書には載ってます。ただ、ここは最後の「oh」部分が後の文書で韻に利用されるのでそっちの目的で喋ってるんだと思う。

文字通りリズム&フロー重視の文脈ですね。

6行目

And if your chick get loud again I’m promising I’m calling Ronda Rousey in for sure.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

お前の女がまたヒスったら今度は吉田沙保里呼んでボコボコにしてもらうからな

めっちゃ意訳。Ronda Rouseyは初代UFJ女子バンタム級王者です。日本語に意訳すると問答無用で吉田沙保里になります。それかダンプ松本。

5行目最後の「oh」と上の行最後の「sure」でライミングしていますね。

7行目

You can say bye-bye to him. He never listens always too much pride him, you know?

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

こいつはもう終わりだ。プライドが高過ぎて人の話なんて聞きゃしねぇ

5行目「oh」 ⇨ 6行目「for sure」⇨ 7行目「you know」

で韻を繋げていますね。この文章自体は8行目で言う内容の冒頭部分になります。

8行目

Like Smack, I said “Stop drinking while you’re driving”. Then he started popping Vicodin and biking in, like damn.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

だってこいつ「運転中に飲むな」って俺がいったそばから薬キメて自転車乗り出すような奴だよ、マジで正気かよお前

7行目の「人の話を聞かない」理由を8行目で明らかにしてますね。

Vicodinは麻薬鎮静剤の一種みたい。ちなみにアメリカは保険屋が全然病院代保証しない、ていうか難癖つけて全力で阻止しに来る国なのでドラッグストアが至る所にあります。だからこその「Vicodin」っていう薬の名前がパッと出てくるのかなぁ?なんて思ってます。

残念ながら日本もそういう国になりつつありますね(´・ω・`)

9行目

Where did you get a mic from, nigga? Came with the game would you like some, nigga?

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

ていうかお前どこの誰だよ?なんでマイク握ってんだよ?バトル参加していくか?

これはおそらく、D Smokeがバトルの際にパーカーにスウェットみたいなストリートファッションだったのを揶揄して暗に「お前みたいな一般人がバトル出てるんじゃねぇよ」っていうことが言いたいんだと思う。

まるで近所で犬と散歩しているオッサンに喋りかけるみたいなdisり方。これは面白い。

10行目

For this change you would change, homie. But you’re gonna leave before you figure it out like James Comey.

Netflix “Rhythm + Flow” (リズム&フロー) episode 6 “ラップバトル”
イモコユウキ
イモコユウキ

この敗北でお前きっと変わるだろうね。けど気づいた頃には疑惑の大臣みたく首が飛んだ後さ。

For this changeのchangeはおそらく「代金」とか「その代わりに」みたいな意味だと思うんですが、9行目の「バトルに参加する」事に対する対価(change) = 敗北 と僕は意訳しています。

James Comey:元FBI長官。頭にチーズハンバーグ乗せてるゴミクズにクビにされた男。

タイムリーな話題をここで入れてくるのもウィッティーというか頭の回転早いですよね。

さいごに

さて、今回はD Smoke vs Old Man SaxonのSaxonパートを和訳しました。もう公開されて結構経つのでネタバレしますが、これに対してD Smokeは秀逸に返して結果勝利します。

独自スタイルを持つSaxon、全てが高次元で芸術性の高いD Smoke。どちらも今後の活動に目を離せないですね!

Amazonで音源も出ているし、Youtubeに一部動画が上がっていたりするので聞いてみると面白いですよ~!

それでは。

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