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ブラックサンダーのWebCMが秀逸過ぎる件

みなさんどうもこんにちは!きとうです♪

ところでみなさんは西野カナさんが好きですか?
アーティストとしてもマーケッターとしても有名だったりしますよね。はっきり言って僕は苦手です今日はちょっと毒を吐いていこうと思います。

なんでも西野カナさんはどれだけ女性に刺さる歌詞になるか前もって友人知人に歌詞を公開して壁打ちのうえ、打ち手をどんどん変えていき女性に刺さりやすい歌詞になるよう改良に改良を加えた上で楽曲製作されているとか。これで売れているのは間違いなく本人の才能や努力の賜物だと言わざるを得ないです。そこを否定するつもりはないです。

しかし手のひらを返すようですが…僕は正直、意識高い系マーケッターみたいなミュージシャンはあまり好きではないです。というのも、彼らがやっている事ってマーケティングに近いっていうかむしろマーケティングそのもので、「どれだけ多くの人に届きやすい音楽/言葉で届かせるか」っていう観点で音楽を製作しているので僕にはビジネスマンにしか見えないんです。

もちろんプロモーションやマーケティングは現在もこれからも重要な要素になる事は間違いないです。

ただ、肝心の音楽そのものがより多くの人に届かせる = 切実で生々しい描写を意図的に回避して、あえて万人に届きやすいような耳障りの良い音楽や歌詞になっている と受け取ってしまうんです。もちろん、それが良いか悪いかを議論するつもりなはくて、僕は個人的に好きじゃないっていう話です。何故なら僕の性根が腐ってるからに他ならないです。

僕は音楽を打ち込み/生音に関わらず「個性」や「心情の吐露」、「弱い部分・汚い部分の露出」にとても魅力を感じます。食べ物で言うと、ぬか床から出したばかりのぬか漬け。ぬかがちょっとついてるけど、そこにこそ旨味とか人間味、雑味があってそれこそが最も大事だと思っています。

一方で意識高い系の音楽は僕にとってはぬか漬けに漂白剤をぶっかけて、きゅうりの皮を剥いて更に洗った挙句オリーブオイルぶっかけて「どう?このぬか漬けうまいっしょ?」ってドヤ顔で知ったかぶりする外資系保険会社のツーブロッククソゴリラみたいな生理的嫌悪感があります。

昔勤めてた職場に村口っていう女性がいらっしゃって。その方もリテラシー低いのを棚上げした自称「意識高い系」で、そいつが言ってた

意識高い系
意識高い系

何かを学べない本は読む意味がない

という薄っぺらいコメントが思い出されます。自己啓発本より重松清の本読むほうが学ぶところはいっぱいあると思うんだけど、それは一旦置いといて。

ジェネラシスト(POP) vs スペシャリスト(アングラ)みたいな構図になっちゃいますが…もちろんあくまで僕の私見だし、特定の音楽を好きな事は尊重します。

話が飛びまくりましたが、ブラックサンダーのCMでもPOP↔️アングラの縮図が見事に描かれているので是非見て欲しいと思います!

ブラックサンダーCM集

前置きがだいぶ長くなりましたが、ブラックサンダーのwebcmについてご説明します。このCMでは、ラッパーの「MCニガリ a.k.a 赤いイナズマ」が非リアの味方としてウェィ系にラップバトルを挑む所から始まります。

ここから3つの動画を紹介しますが、時間のない方は最後の動画(エセ西野カナ編)だけでも見て欲しいです!

リア充高校生 vs 非リア

まずは最初のwebCMからみてみましょう♪

どうでした?どう??

僕はどう思ったかというと・・・

きとうゆうき
きとうゆうき

ニガリが言いたい事は全部言ってくれた

って思ってました。

いや、何もリア充が悪いわけじゃないんですよ。僕がいやなのは、徒党を組んで気持ちが大きくなってるから人に平気で迷惑かけるタイプのリア充なんですよ。

それこそ渋谷ハロウィンで平気で痴漢したり爆音で音楽流したり喧嘩したりゴミ散らかしたり…枚挙にいとまがないですがそういう事。

結果僕みたいな非リアが言いたい事って「やるのは自由だし肯定するけど迷惑をかけるならこちらも全力で戦う」ってことだと思うんです。それを見事にニガリはラップで示してくれた。

リア充大学生グループ vs 非リア

こちらもウェイ系高校生と同じく、ウェイ系大学生(三充士っていう3人のウェィ系男性)とニガリがバトルする展開になります。

ていうか・・・

きとうゆうき
きとうゆうき

ここまで迷惑かける大学生いないだろ

ってくらい非現実な位非リア側が迷惑かけられます(笑)

なのでウェイ系を擁護する訳じゃないんですが、だいぶウェィ = 迷惑掛ける存在 みたいな描写のされ方をしてます。

エセ西野カナ vs 非リア

まず、曲のタイトルが「会いたくて会えなくて会いたい」っていう所からもう突っ込み所満載です(笑)

歌詞の内容的には西野カナさんの例の曲にそっくりですが、よりあからさまな歌詞で表現されています。ニガリは曲中のフィーチャリングラッパーとしてラップしてるんですが、例えば「会いたい会えないから会いたい、まるで小学生の読書感想文」みたいなディスを飛ばしています。

どうだったでしょう?ちなみに僕はめっちゃ爆笑しました。

これも別に悪い事ではないんだけど…この手の恋愛や失恋歌って共感を得やすいと思うんです。恋愛した事ない、っていう方も失恋の経験はあるかもしれないし、そもそも一般的な方は恋愛経験豊富なんだろうし(僕はそんな事ないのでわからないけど)。

なんていうか…付き合う男が変わるたびにLINEのアイコンが変わって、気づくと真っ黒の●こんな感じのアイコンで「もういやだ…」みたいなメッセージ書いてると思ったら数週間経たずにまた別の男と一緒に撮ったアイコンに変わってる女の子を見てるみたいな虚しい気持ちになってしまう。

最近、っていうか近代になってからテレビやらラジオやらネットやらでたくさんのドラマや映画が放映されるようになったからなのか「失恋に沈んでる私、マジ主人公」みたいな吐き気のするナルシチズムを感じでしまいます。

だからこそこのCM、めちゃめちゃ好きです。

余談ですが、このCM集なんですがテレビで放映しようとした所四方八方からバッシング食いまくってWebCMのみになったらしいっていう話を聞きました(笑)うん、それはユーラク製菓さんが悪いと思う(笑)

さいごに

さて、ブラックサンダーのWebCMについて楽しく書かせていただきました!こういうトピックは楽しいけどぶっちゃけすぎてしまうので気をつけます(´・ω・`)

最後に誤解が無いように再度注意ですが、あくまでも僕の私見です。

どんな音楽を好きになるのも自由だし、人それぞれ思い出に残る曲が違うように、その曲に特別な思い入れがあればある程そういう楽曲は尊いと思います。

願わくばその音楽の中に、マーケティング以外の要素がたくさん入っていればいいな、と思っているだけです。

それでは。

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