歪みエフェクター多過ぎない?迷いすぎるんだけど
Xoticはめちゃめちゃ使いやすいのでとりあえず1個は持っておいたほうがいいよ!
古今東西、チューブスクリーマーからFuzz Faceに至るまで歪みエフェクターには様々な形がありますよね。
そんな中でも、もはや定番エフェクターの一角を担っているXoticブランドについて今日はご紹介します☆
Xotic自体は沢山歪みエフェクターを取り揃えているので、個人的にXoticの中で「これは使いやすい!」とか「持っておいた方がいい!」と思った4個に絞ってご紹介します☆
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ペダル紹介
それでは早速ラインナップについて軽くご紹介しますね。
上記4つのペダルについてお話していきます!
3つに絞った理由としては、
それぞれ歪み量や用途が分かれており、キャラクターが被らないからです。
正直3個全部欲しい
「貯蓄」って知ってる?(#^ω^)ピキピキ
はい、すいません。
EP Booster
では早速、トップバッターのEP Boosterからご紹介です☆
概要・特徴
EP-BoosterはICを使用しないFETトトランジスターによるディスクリートデザインとなっています。20dBのブースト機能はローインピーダンスの出力により外界からのノイズを受けにくく、ケーブル等による音質の劣化を防ぎます。
引用元:xotic ep-boosterマニュアル http://xotic.jp/media/wysiwyg/Effects/EP_Booster/manuals/EP_Booster_manual_jp.pdf
EP Boosterの「EP」というのはご存知の方も多いと思いますが、テープエコー「Echoplex」の頭文字から取っています。
ロックをはじめとしたレジェンドギタリストが太い音を求めてEchoplexを挿して演奏していた事が由来で、EP BoosterもスイッチONするだけでかなり音が太くなります!
引用のコメントにもあるように、バッファーとしてエフェクターボードの一番最初のループに配置して使うことも可能です。
使い方
注意して欲しいのが、JC-120などトランジスタアンプを使う時は、EP Booster単体では歪みません。どれだけ右に回してもレベルが上がるだけです。
そのため、音を太くさせる目的で常時ONにするか、ブースター/バッファーとして利用するかの大別して2種類の使い方をすることが多いです。
機能
EP boosterは、筐体の裏蓋を開けると2種類のDIPスイッチが存在します。
- +3dBのゲインブーストON/OFF
- ブライトスイッチON/OFF
そのため、1ノブにもかかわらずギターや好みの音色に合わせて音作りを変えることができます。
また、EP Boosterは9v / 18vどちらでも正常に動作します。
9vと18vでの音の違いについては、参考動画をチェック!
EP Booster 参考動画
参考までに動画を3個置いておきますね♬
まず、最初は今は亡きPro Guitar Shopのデモ動画です。演奏しているのは現在Reverbに所属しているAndyです。
次にご紹介するのはアレンハインズ御大がEP Boosterを紹介している動画です。
アレンハインズ氏は、ブライトスイッチをONとOFFに設定したEPを2個エフェクターボードに配置されています。
特にギターを取り換える時に便利だし、カッティングの時だけブライトスイッチONのEPを使うなど工夫できそうですね☆
最後に、18vと9vでどう音が違うのか比較動画を投稿されている方がいたので
聴いてみてください。
僕は正直気持ち程度しか違いがわかりませんでした(笑)
違いが分かったでしょうか?僕はわかりませんでした。
まとめ
- バッファとして使える
- ONするだけで音が太くなる
- 最大20dBのブーストが可能
- dipスイッチ内臓でゲインUPも可能
- ブライトスイッチ内臓
- 9v / 18v 両方対応可能
- 18vの場合はよりヘッドルームが広くなる
RC Booster V2
お次はバージョンアップして帰ってきた定番中の定番、RC Boosterのご紹介です〜
概要・特徴
RC Booster V1についてはご存知な方も多いかと思いますが、V2で最も大きく変化したのはスイッチが増設され、さらにゲインアップが可能となった点です。
これによりクリーンブースター以上の機能を得ることができるようになりました。
コントロール類は従来と同じ + 追加スイッチ分で5ノブとなります。
- ゲイン1
- ゲイン2 (追加分)
- トレブル
- ベース
- ボリューム
トレブルノブの周波数域1.5khz〜20khz付近の周波数帯をコントロールし、
ベースノブの周波数帯は500hz〜50hz付近の周波数帯をコントロールすることができます。
トレブルとベースノブの2種類でパキっとしたカッティング向けのサウンドから太いジャズ向けのサウンドまで音色を変えることができます♪
使い方
あまりにも万能なペダルなのでいろんな使い方ができそうですよね。
例えば以下のような使い方も可能となります
- JC対策として、RCのEQを使って音を整え常にONにしておく
- Bassを絞って、カッティングの時&ソロの時だけONにする
- Gain1をクランチ / Gain2をオーバードライブとして使い分ける
- Gain1+2を常時ONにして、音量を下げたい時だけGain2をOFFにする
- ギターを持ち換える時のEQとして使う
他にも使い道は色々ありそうですね!
参考動画
参考になるレビュー動画として、2点ピックアップしてみました!
まずは熟練スタジオミュージシャンのマイケルトンプソンが演奏されている動画です!
Mesa BoogieのMark Vでクリーンを作り、ベーシック歪みにSL Driveを踏んだうえでブースターとして使っているシーンが多いですね。
次はXotic公式のデモビデオです。
注意ですが、トランジスタアンプだとRC単体でここまで強く歪みません
まとめ
- V1を踏襲したクリーンブースト
- さらにゲインを稼ぐ「Gain2」を搭載
- JC対策として、プリアンプ的に使える
- Treble / Bassはかなり効く
- Gain1でクランチ、Gain2でオーバードライブなど使い分け可能
- 優等生がさらにレベルアップ
SL Drive
いよいよラスト、3個目「SL Drive」のご紹介です☆
概要・特徴
まず、「SL」について解説していきます。
SLとはSuper Lead、すなわちMarshall 1959 Super Leadのことを指しています。
この時点でこのペダルの方向性は大方掴めたかな?と思います。そう、いわゆるプレキシマーシャル系の歪みペダルとなります。
プレキシ系のペダルだけで一冊の本が出来上がるんじゃないかと思う位沢山のペダルが様々なメーカーからリリースされていますが、やはりXoticは一味違います。
プレキシ系ペダルは「扱いづらい」という問題をよく耳にします。しかしSL Driveでは
- 良い意味で雑味が少ない
- Super Lead / Super Bass 両方の音を再現できる
- 筐体が小さく省スペース
- ノブがどの位置でも扱いやすい音を出してくれる
上記のようなXotic製品全体に言える「扱いやすさ」「ユーザーフレンドリー」な価値が付加されています。
エグ過ぎて使いづらいプレキシ系ペダルが多い中で、SL Driveの使い易さは際立ってます
使い方
先ほど紹介したRC Booster V2のようにスイッチが複数あったりノブが多い訳ではないため、SL Driveは使い方がある程度絞られてきます。
- クランチ
- オーバードライブ (メイン歪み)
- ソロ用のブースター
大きく分けて3種類が使い方としては考えられるかな?と思います。
僕のオススメは、メイン歪みとして運用すること!
ゲインの幅が広いためクランチとして使うことも出来ますが、やはりプレキシ系はある程度歪ませた方がより「らしい」音に持っていきやすいためです。
ただし、ファズを使う場合はSL Driveをクランチセッティングにした方がよりファズの良さが際立ちますよ☆
機能
SL Driveは3つのノブで直感的に操作することができます。Drive、Tone、そしてVolumeの3点なのであえて説明は省きます。
特筆すべきは、筐体裏側に4つのDIPスイッチが搭載されていることです。
- high/mid 周波数コントロール#1 (high ブースト)
- high/mid 周波数コントロール#2 (mid寄りのhigh ブースト)
- high/mid カット
- +6dB ブースト
この4種類の組み合わせによって、使うギターのピックアップやアンプを問わず使い勝手の良い歪みを作ることが可能となっています!
ユーザーへの配慮がうかがえますね
参考動画
最後に参考になるレビュー動画を置いておきますね。
多数のエフェクターのレビューを「トラックに乗せながら」お届けしているPrimaxeのYoutubeチャンネルから1本。
DIPスイッチの設定を変えたり、ゲインやトーンを随時変えた音を聴けるのでとても参考になります☆
次に、少し「レビュー」という観点からはズレますが、実際のマーシャルアンプとどれ位違いがあるのか?
というテーマで撮影された以下動画をオススメします。
もちろん、実際のアンプと比べると荒々しさやマーシャルらしさは少し薄れますが、逆に1万そこらのペダルがここまで実機アンプに肉薄できるのが凄いです・・・
SL Driveの使い易さや優等生らしさが垣間見える動画となっています
まとめ
- Marshall 1959 Super Leadの再現ペダル
- シンプルな3ノブ構成
- 筐体内部に4つのDIPスイッチ内臓でギターを選ばない
- クランチ〜ディストーションまで◎
- めちゃめちゃ扱いやすい
- メイン歪みとしての運用がオススメ
さいごに
今回はXotic (エキゾチック)ブランドのエフェクター3選について紹介させていただきました!
常時ONで音が太くなるEP Booster、さらに使い勝手が向上して再登場したRC Booster、そしてMarshall Super Leadの音を親指サイズの筐体で再現したSL Drive。
いずれも使い道が違うのでどれがいいか?と問われたら僕は「全部欲しい」と答えざるをえません。
僕がXoticペダルを弾いて思うのは、「原音に忠実」という謳い文句は少しXoticの場合ズレているのかな?と思います。
Xoticペダルは、「適度にデフォルメして使いやすい音に勝手に仕上げてくれる」エフェクターだと思っています。
家で弾くのも楽しいですが、Xoticが真価を発揮するのはバンドサウンドで合わせた時です。
大音量のベースやドラム、他パートが流れている中で埋もれず、しかし決してバンドサウンドの邪魔をしない点もXoticの大きな魅力の1つじゃないかな?と僕は思います。
みなさんのエフェクター選びの参考にしていただければ嬉しいです。
それではまた。
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