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ピッキングはなるべく数値化した方がコントロールしやすいっていう話

どうもこんにちは!ギタリストのイモコユウキです。最近急に寒くなりすぎじゃないですか?朝起きたら寒すぎてあわてて冬物ブルゾン羽織って家を出たんですが、電車のな暑すぎて速攻で羽織るのやめました。ややこしいからどっちかにしてほしい。

ところで皆さんに聞きたいんですけど…ピッキングってシンプルにめちゃ難しくない?こんな普段持たない謎の三角形みたいなよくわからん樹脂の塊渡されて6弦かそれ以上ある弦をひたすら上下しろって言われても困りますよね。

なんか前弾いたときは良い感じだったんだけど今弾くと思い通りの音出なかったり、ライブの時に思いっきり強く弾きすぎちゃって強弱がバラバラになったりとかとかとか…ピッキングでお悩みの方って多いんじゃないかなと思います。

今回はそういったお悩みを解決する方法についてお話しますね♪

ピックを握る強さを数値化する

ここはサビだからめっちゃ強く弾いたれ!」とか「Aメロはやわらかーく弾くつもりで弾こう!」みたいに感情論でピッキングする方もいらっしゃると思うんですが、正直あまりオススメできません。

理由はハッキリしていて、「再現できないから」です。人間、日々体調や気分はバラバラだし、特にライブの時なんかド緊張状態になるので感情でピッキングすると、得てしてメチャクチャになります。

たまに間柴のチョッピングライトじゃねぇかって思うくらい全力でピッキングしてるジャズマス使いのバンドマンいるけど、正直アタック音しか聞こえないし左手も全力で握ってるから音程シャープしてるのをよく見かけます…ていうか僕もそうだった。

要するに、ピッキングをコントロールしたいなら腕を振る強さとか、気持ちとかじゃなくてピックを握る強さに気を付けようよ、っていう事です。

ここで注意なんですが、「握る力 = 腕の筋肉を使う」 ではなく、「握る力 = 親指と人差し指でピックを挟む」力のことです。腕の筋肉使ってゴリゴリ弾き続けるとケガのモトなので、NGです。

ピックを握る強さをなるべく数値化する習慣をつけるとさらにGOODです。

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イモコユウキ

練習は理詰めで、演奏はハートで!

3種類に数値化してみよう

具体的には、まずは3種類のピッキング強弱からはじめてみましょう!

  • 0%の力でピックを握る
  • 50%の力でピックを握る
  • 100%の力でピックを握る

これをライブやスタジオで実践できるように練習するだけで演奏のクオリティは滅茶苦茶高くなります

最終的には25%刻みで5種類のピッキング強弱をコントロールできると最高ですね☆

どうやって練習すればいいの?

まずは50%の基準出しから始めましょう!

  1. まず出来る限り弱く握る(0%)
  2. 次に、思いっきり強く握る(100%)
  3. 何回か 1と2を繰り返す
  4. 最弱と最大の握りの中間の強さを探りながら強さを変えていく (50%)
  5. 迷ったら1-2を繰り返す

こんな感じで「自分の中で50%位の強さだなー」と思えるピックの握りを把握していきましょう。

それが出来たら、今やっている運指練習やコード練習で1小節単位で3種類の握りを変えて弾いてみましょう

運指練習とかめんどくさいしやりたくない?分かる。スゲー分かる。
どうしても嫌な人は好きな曲のコード譜とかをUフレット当たりから適当にコピってきて練習するといいよ。

これを練習メニューに組み込んでいけば…「楽曲の場面に合わせて盛り上げ/盛り下げが出来るギタリスト」に近づきます!メリットは主に他のバンドメンバーとお客さんから喜ばれることです。

コードの時どうするのか問題

腕や手首を使って6弦全部鳴らすようなコードを弾く場合でも、原則は変わりません。腕を振るスピードや強さは一定のまま、ピックを握る強さを変えられるようになれば単音の時と全く同じように強弱のコントロールができるようになりますよ♪

最初はピックが飛んで行ったり、腕を振るスピードが変わっちゃったりするかもしれない。そういう時はなるべくゆっくりのテンポで上下にピッキングを無心でやってみてください。

振るスピードが安定してきてからの方がもちろんピッキングのコントロールもしやすいと思いませんか?

気にした方がいいこと

練習するにあたって、ちょっと注意してほしいことがいくつかあります。

厚みが極端なピックは避けたほうがいい

たまに、マジでペットボトルの包装なんじゃないかと思うくらいペラッペラなピックとか逆に人でも殺める気なのかと思うくらい厚みのあるピックがありますが…どちらもこの練習にはオススメしません。

薄かったら薄かったでどうしたって強弱はつけにくいし、厚すぎると今度は弦とピックの抵抗が大きくなりすぎてピックがどっかに飛んでいく確率が高くなっちゃいます。

大体0.70mm~1.20mmくらいのピックを選ぶとこの練習には最適なのかな?と思います。

音色自体を変えたい時にどうするか

例えば曲のイントロで繊細でキラキラした音で弾きたい…けど強く握ると違う感じの音色になっちゃう。かといって弱く弾いてもコレジャナイ感ある…みたいな事も出てくると思います。

そんな時は、ピッキングする位置を変えてみましょう。

エレキでもアコギでも共通するんですが、ブリッジに近い位置で弾くとよりキラキラした音に、逆にネックに近い位置で弾くと太くて甘い音がします。

「ピックの握る力を変える」という点を変えることなく、位置だけずらしてみると理想の音に近づけるはずです♪

ピックを当てる深さについて

ピックをどれくらい弦の下に潜り込ませるか、という問題もピッキング練習の二次要素として当然ありますよね♪練習の際は浅めに当てたほうが偏らなくていいですが、演奏する内容に応じて変えられるとGOOD!

例えば、速弾きする場合はピックを弦に浅めに当てたほうがいいです。理由は、深く当てすぎるとフレーズのテンポが上がるにつれてピックと弦の抵抗が大きくなりすぎて速弾きの邪魔になるからです。

逆に、ブルースやブルースロック、ファンクなどのブラックミュージック系の場合は深めに当てることが多いようです。ただ、全部深く当てるとせっかく練習した強弱がつけづらいので、きちんと意思を持って意図的に深く当てる!という考え方がスマートかも??

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イモコユウキ

基本は浅めに当てる。深さを変える時は、変える理由を明確に!

さいごに

ピッキングのお話、いかがだったでしょうか?このピッキングコントロール方法を覚える一番のメリットは「同じ演奏を再現できること」じゃないかな?と僕は思います。

勿論バンドやミュージシャンは「この日のライブは最高の出来だった!」とか、「今日はイマイチだった」みたいな事は日常茶飯事です。ですが、このピッキング方法なら乱高下する自分の演奏クオリティを高い水準でキープできるようになるはずです。

練習というのは難しいもので、なんとなーく練習してるとなんとなくの結果しか生み出さないものだったりします。しかし、こうやって具体的なパーセンテージに落とし込んで練習をすることできっと皆さんの練習がより有意義なものになると思っています。

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それではまた!

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