どうもこんにちは!イモコユウキです。最近手持ちのラック(8U)に、2U分のEleven Rackしか入れてないので電源タップ買ったりチューナー買ったりしてなんとしてもギュウ詰めにして見た目を整えたいという病気に罹患しました。
レキシコンのリバーブにKorgチューナーにラックコンプに電源に・・・疑似ホームスタジオの夢が広がるばかりです☆
今日は題名の通り、「かっこいいキャビシミュ」についてお話しようと思います。
キャビシミュを使ったことある人もない人も、結構レアなキャビシミュなので見ていってね!
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キャビシミュってなんだっけ
キャビシミュの意味・役割
キャビシミュとはキャビネットシミュレーターの略称のことです。英語だと「Cabinet Simulator」や「Speaker Simulator」と呼ばれることが多いですね。
主にDTMと呼ばれるパソコンで音楽制作を行う場合で、ギターを録音する時に使われたりしますよね。通常なら大音量で鳴らしているギターアンプにマイクを立てて、それをインターフェースに繋げてPCで録音するんだけど・・・
そんなん日本の住環境で出来るのはかなり限られてます。ぶっちゃけスタジオに行く位しか手段が思いつかない。それか田舎のばーちゃん家に恥を忍んで上がり込んで大音量で録る、とか。
なので最近はその代わりにインターフェースにギターを直でつないで、PCで音作りをしたりします。その時にギターのキャビネット(スピーカー)の音をシミュレートした音を出してくれるのがキャビネットシミュレーター、通称キャビシミュです。
今、キャビシミュを使う理由
ただ、今キャビシミュは大体のDAWソフトでプラグインとして入っているし、マルチエフェクターがあれば必要ないかもしれない。じゃあなぜ必要なのか?大きく分けて2つあります。
手持ちの歪みペダルやプリアンプの良さを活かしたいから
確かにマルチでも十分良い音が出るし、僕はマルチ推進派なんだけど、こと歪みエフェクターやプリアンプに関してはそれだけに特化した機材にマルチは勝てません。マルチの戦場は「広く浅く」なので。
また、触れるパラメーターが多すぎて煮詰まってしまうのも防げますね♪
PCの負担を少しでも減らしたいから
これ。DAWのアンシミュプラグイン、特にBiasとかはめちゃめちゃ良い音するんですが使っているPCのスペックによっては動きが制限されてしまったり音切れが起きる可能性があります。
なので、「ベーシックな音は掛け録りで空間系とEQだけプラグイン使う」みたいな時にキャビシミュはめちゃめちゃ重宝します。
ライブハウスのレンタルアンプに音を左右されなくて済む
大体どこのライブハウスもそうですが、バンドマンが必要以上にクッソでかい音量でJCやマーシャルを鳴らすもんだから経年劣化と消耗でどんどんヘタっていきます。
これだとどんなに良いマルチやプリアンプを使っても良い音が出せません。
そんな時に、PAに直で出せる(しかもキャビシミュが既にかかっている音を)のはかなり助かります♪また、アンプの運搬という拷問から逃れられるもの大事。
ただ、Torpedoとかはあまりにも有名過ぎてググれば何でも出てくるので、今回は僕も最近初めてみたキャビシミュについて紹介します♪それがこの「GFI SYSTEM Cab Zeus MONO」だぁ!
Cab Zeus MONOについて
アメリカの新興ブランドから発売のキャビシミュ
GFI SYSTEMSは、2010年にスタートした割と最近の会社です。キャビシミュ以外にも「SPECULAR TEMPUS」のようなディレイ/リバーブペダル等も開発されているようですよ。
どの製品も全体的にめちゃめちゃスタイリッシュなルックスが性癖にブッ刺さりまくりです♪Youtube動画をはっておきますので是非みてみてください~
厳選されたキャビのバリエーション
Torpedoに比べるとだいぶスピーカーの数は少ないし、マイクの種類もパワーアンプの種類も選べないです。が、合計12種類の厳選されたスピーカーと、それぞれ2種類のスピーカーサイズが用意されています。
また、それぞれのスピーカーにはオープンバック/クローズドバックの選択ができ、かつマイクとスピーカーの距離 (ど真ん中に置くか外しておくか)をノブで調節することができます。
Jensen C12RやCelestion Vingate 30 / Vintage 60 / Greenback, Eminense Patriotとかとかとか。個人的にはロック系やブルース系のギタリストにはマッチするんじゃないかな?と思っています。
丁寧にマニュアルも公式に落ちているので見てみるとイメージがわきやすいかも!
Cab Zeusを使うメリット
では、なんでこんなに沢山ペダルがあるのにCab Zeusがいいのかについてお話します。
シンプルな操作性
1個の液晶と2個のボタン。ことキャビネットを弄るのに必要なのはこれだけです。また、操作できることもかなりシンプルです。
- まず、良さげなスピーカーを選ぶ
- スピーカーサイズを選ぶ
- マイクとスピーカーの距離をノブでいじる
これだけ。セッティングの決まり方がめちゃめちゃ早いです。
比較的安い
最近はキャビシミュ界隈にも中華ペダルが参入してきているのでアレですが、クオリティに対して価格がかなり安い。メーカーから直で買っても219ドルなので2万3,4千円だせば買えてしまいます。
これだけMooerやJoyoがギターシーンの中心に入ってきているので中華ペダルが悪い!みたいな事はかなり少なくなってきていますけどね。
めちゃめちゃかっこいい
これは単に僕の主観です。正直機能重視であればTorpedo C.A.Bを買っておけば大体の悩みは解消されると思うんですが、ビジュアル面の大事です。
この前FenderのTone Masterアンプについて書きましたが、「俺はブラックフェイスアンプを持っている!」みたいな所有欲を満たすのって凄い大事だと思うんですよ。
James Tylerなんて「ロゴから音が出てる」とか言われてますよね。効率や生産性を追い求めるだけが機材じゃないと思うの!
Cab Zeusのデメリット
勿論デメリットもあります。結構いろいろあります。
日本に売っていない
楽天もアマゾンもサウンドハウスも色々探したけど・・・結局ところebayとかの海外サイトにしか売ってなかった・・・なので為替問題以上に運搬でお金がそれなりに持っていかれそう。
情報が少ない
上述のTorpedoとかはYoutubeに死ぬほど沢山レビュー動画があるので基本操作方法に困ることもないんですが、Cab Zeusはその点ユーザーの評価が見えづらいのは事実ですね。
とはいえ、Youtubeに動画はそれなりに上がっているのでそれを指標にするしかないのかも・・・
外部IRが読み込めない
これはJoyoやmooer等、より低価格帯のペダルでも一部読み込み可能なものがある中で、出来ないのは結構致命的じゃないかなと思っています。
最近は星の数ほどIRが沢山落ちているので、そこから良さげなものを選んで買うことが出来ないのは痛い。ただ、IR選びはDTMのプラグインレベルの沼なので入り込み過ぎない位がいいのかも??
ライバルについて
さて、ここからはCab Zeus Monoのライバル機種について軽ーく触れていきます。
Two notes Torpedo C.A.B. M
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うんうん、そうだよね。もう分かった!分かってる。好きな女性芸能人に橋本環奈を上げるみたいな当たり前のノミネート。
外部IR読み込めるし、パワーアンプもマイクの種類のキャビの種類もお手の物。より上位機種になるとロードボックスの機能まで付いてくるっていうぶっ壊れ性能。
価格が4万円近いので買うのはちょっと覚悟と貯金が必要になるけど、お財布に余裕のある人は迷わずこれを買っておくと幸せになれます。
Suhr A.C.E.
Suhr A.C.E.(正規輸入品)
こちらもキャビシミュ界隈では結構有名な気がします。Suhrにより完全アナログのキャビシミュです。 完全アナログ回路と新開発のフィルター(MFS マルチ ステージ フィルタリング) という機能を搭載しており、高次元な音質とキャビの再現性に一役買っているとのこと。
Suhr全体的に言えるんですが、ほぼほぼミッドレンジで音作りをするという確固たるコンセプトがあるため、好みは分かれそうだけど綺麗かつハイエンド感のあるギターアンプを想定する場合はかなりハマりそう。
みんな大好きPete Thorn氏もレビュー動画やってますよ~
NUX Solid Studio
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こちらは中国産のメーカー「nux」によるキャビシミュ件アンプシミュレーター。
8種類のマイク、8種類のキャビネット、そしてマイクの位置からパワーアンプ管まで選べてしまうという多機能さ。しかも全部ノブを弄るだけなのでディスプレイとの格闘も必要ないです!
しかも!IR生成モードで好きなアンプのパワーアンプとかキャビの特徴をコピーしてしまう機能があります!なにこれすごい!最近Mooerから出たTone Captureみたいな感じなのかな。
唯一難点を挙げるとしたら、見た目が絶望的にダサいくらいしか思いつかないよ。
さいごに
さてさて、今日は薄口ではありますがキャビシミュについてご紹介させていただきました!機能面は他メーカーと比べて劣る所もありますが、全体的に僕はCab Zeus MONOを高く買っています。見た目のスタイリッシュさもさることながら、シンプルな構成だけに余計なことで悩まくて済むのが良いですね♪
普段アンプを使ってライブしている人も、DAWのプラグイン使って宅録している人も、どちらでもキャビシミュはあったらかなり便利な機材なので一度検討してみてください!
おすすめコンテンツ①
最近、Youtubeでギター関連の解説動画を配信しています。
動画配信前後に、補足として記事を書いていますので是非チャンネル登録していただけると嬉しいです♪
おすすめコンテンツ②
ギター講師として以前は東京の大手スクールで、現在は名古屋の音楽教室で講師をさせて頂いています。
現在、オンラインレッスンを実施していますので
- レッスンはしてみたいけど行く時間がない
- ちょっとやってみたいけどなんか怖そう
- 手軽にビデオ通話から始めたい
- ガッツリ色んなテクニックを学びたい
ご要望にあわせてレッスンを作っていますので、興味のある方は一度無料体験レッスンの受講をおすすめします。
それではまた。
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