「国産ギター」ときいてみなさんがイメージするのは何でしょうか?
- コスパが良い?
- 弾きやすい?
- 無個性?
人によっていろんな意見があると思いますが、僕は国産ギターが大好きです。
どうもこんにちは!きとうゆうきです。今日はMomoseがいかに優秀かっていう話をしようと思います。
Momoseって名前を聞いたことない人も、聞いたことある人もぜひ見ていってね!
良質な国産ギターを探している人にピッタリの記事です!
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Momoseのざっくりとした概要
国産メーカー「ディバイザー」の傘下ブランド
Momoseは、長野県の飛鳥工場にて製造を行っている主にBaccusやHeadwayで有名な「ディバイザー」さんの傘下ブランドです。Momoseというブランド名は、ディバイサーのシニアマスタービルダーである「百瀬恭夫」さんの名前からとっているようですね。
ビンテージ志向のルックスとサウンド
音色は至ってビンテージ志向のトラディショナルな音、という印象が強いです。僕はMomoseの60’sを意識したストラトを使っていますが、ブルースやファンク等をやる人にはうってつけのギターです!
ただ、ブルースマン以外使えない!みたいなゴリッゴリのオーセンティックなギターと違ってあくまでも「寄せている」イメージ。ポップスのサポートをやった時も特に困りませんでした~♪
日本産の名に恥じない、「ユーザー目線に立った使い勝手のいいギター」!<
徹底的に排除された「安物感」
そもそもミドルエンドの平均15万円周辺のギターなので当たり前と言えば当たり前ですが、ヘッドロゴがシールではなく彫刻されていたり、Gotohパーツを利用されていたり、とにかく「安物」っぽさは微塵も無いです。
恐らくこの辺は百瀬さんのアイデアなのかぁと思っていますが、他のブランドロゴがシールなのが多いことから結果として差別化として有効になっていますね。
シンプルにかっこいいですよね。
Momoseのここが良い
質に対して価格がかなり良心的
コスパが滅茶苦茶いいです。効果があるかないかは置いておいて、ボディもネックもラッカー塗装が施されており、木材の切り出しから整形、塗装、組み込みに至るまで全て自社工場で行われています。一度工場見学に行ったことがあるのでこの情報は間違いないです。
また、ディバイサーさんではJames Tyler Japanの製造もおこなっていたはず。TylerもMomoseも要するに作っている職人さんは同じな筈ですよ♪
組み込み精度の高さ
海外製品だと組み込み精度が結構甘い(それがビンテージ感ある音にもつながるかもだけど)ことが多いですが、Momoseは殆どそんな事は無かったです。
買ってすぐに工房へ調整に出しましたが、「流石に良く出来てるねー」っていう感想を頂いたこともあります。
専門家が言うのはどこか信頼しちゃいますよね(笑)
育てるほど変わる「鳴り」
買ってすぐの状態で既にボディもネックもかなり鳴っていましたが、弾き込むことで鳴りも成長していきました。これは弾く人によって鳴り方も変わっていくと思います。僕はアタックが割と強い方なのでアタックによりリニアに反応してくれてる気がします。
そうやって弾いていくことで、ギターと一緒に成長していく感覚がありますね♪これは育ち切ったビンテージでは味わえない良さがあります。薄いラッカー塗装がだんだん焼けていったり剥げていったりするのが今後の楽しみです。
ギターと二人三脚で成長していく喜びは何にも代えがたいですよ〜♬
ネックが頑丈
僕は塗装されたネックのフィーリングがあまり好きじゃないので、自分でスチールウールを使ってラッカー塗装を剥がしたり、照明を浴びまくるライブから普段のレッスンまでMomoseを使いっぱなしの状態ですが、ここ3年ネックの反りについて悩んだことがほぼないです。
勿論梅雨の時期や乾燥する冬の時期に応じてレモンオイルの量を微調整する位は自分でメンテナンスしましたが、それだけ。自室に加湿器や除湿器も設置してないし裸の状態でギターハンガーに掛けてあるけど全く平気でした!
10年前にFender Customshopのレリックストラトを買った時は半年でロッドが回り切る位反りまくったので、ネックの動きが少ないのはかなり安心ですよね♪
ネック反りが怖くて海外製に二の足を踏んでる方には合うはず!
改造し甲斐がある
スクワイヤとかを買って改造するのもギターの楽しみ方の一つだと思うんですが、Momoseはギターとしての品質が非常に高いため改造したら改造しただけ良さが引き出せるのもGOOD!
ミッドブースターを搭載してみたり、ピックアップを好みのものに変えてみたり、ペグやブリッジを変えてみたりとかとか・・・色々試せるので「他のギターが・・・」みたいな浮気感情が芽生えにくいですね♪
ちなみに僕はJames Tylerに標準装備されている「Demeter」のミッドブースターを付けていた時期がありました。低音が結構膨らむので、ストラトでジャズっぽい音を出す時は効果的でした★
今は使っていないですが、そういう布石も大事な気がします。うん。たぶん。きっと。
デザインが多彩
最近だとディバイサーがレアな木材とか凝ったデザインのギターに注力しているようで、Momoseブランドでも新しい塗装やデザインのギターが沢山出ていますね!
他の人とは違う、個性的なデザインにしたいという方にも合いそうですね。コリーナ材のエクスプローラー、みたいなパンチのある組み合わせもあったりしますよ!
数多くあるデザインから「自分らしい」一本を選ぶこともできますね♪
オーダーメイド出来る
そう。Momose含めBaccusもオフィシャルサイトでオーダーメイドを受け付けているようです。流石にオーダーなので数ヶ月かかるだろうけど、好みの仕様でMomose品質のギターをオーダー出来るのは嬉しいですね!
ちなみに、ネックのロースト加工したりレリック加工したりとかもできそう。レリックはたまにデジマートとかで見かけますよね。
僕はいつかMomoseでES-335タイプをオーダーしたいと思っています。ふふふ。
工場見学ができる。めちゃめちゃ楽しい!
Momoseの良さとはちょっと離れるかもですが、ディバイザーさんは工場見学も受け付けています!僕は4-5年前に一回行きましたが・・・木材カットから塗装ブース、組み込みなど全部見せてくれてディズニー以上に楽しめました!
しかも!広いショールームで良いアンプで好きなだけMomoseやDeviser、BaccusやHeadwayに至るまでいろんなギターを試奏させてもらえました!居心地の良さ半端ない。ずっとあそこに居たかった・・・!
注意点
これといった特徴がない
ぶっちゃけ弱点らしい弱点はあまりないんですが、あえて言うなら以下になります。
特にスタンダードなストラトやレスポールのコピーモデルは往往にして直面する問題だったりしますよね。Momoseっていうよりこれはオリジナルメーカー以外のメーカー全体のジレンマかもしれない。
FujigenやTokaiも毛色は結構違うけど、似た悩みは抱えてるのかなぁ・・・
「プレイヤーに寄り添う性格」とも言えます
木が育つのを待つ必要がある
木材の素性がいいのか、弾けば弾く程に木が育っていくのがとっても楽しいMomose。ですが、新品購入直後は生鳴りの感触とアンプで出した音に結構乖離があるような所感が確かにありました。
セッティングなのかもしれないし、ピックアップの方向性なのかもしれないけど・・・こればっかりは僕の個人的感想なのでなんとも言えませんが、同じように悩んだ人もいるかもしれません。
電装系は交換したほがいいかも?
これも個人的なケースで、ディバイザーさんの検品云々というより気候に左右されるかもですが、僕の場合購入して2ヶ月でVOLポットにガリが出始めました。
接点復活剤を吹くことで急場はしのげましたが、その後調整もかねてリペア工房さんでポット交換を行ってもらいました。
拘りの強い方は、電装系の交換を一気にしてしまってもいいかも?
他のメーカーも気になる方
わかる。わかります。
おすすめとしては、自分がモダン系の音が欲しいのかビンテージ系の音が欲しいのか、ここを切り分けられると一気に選択肢が絞り込まれます。こちらの記事で紹介しているのでよければ見てみてください。
さいごに
さて、Momose特集いかがだったでしょうか?スタンダードなモデルでも十二分に質の高さがうかがえるし、こだわりの木材やデザインから自分向けのギターを選ぶもよし、僕は心底のメーカーが大好きです!
- 驚異的なコスパの良さ。15万円でダントツの品質
- 組み込み精度/木材の品質◎
- ギターを育てていく楽しみがある
- 日本の気候にも対応できる頑丈なネック
- オーダーメイドも可能
- ビンテージからモダンまで、様々なスペックから選べる
この記事を通して、Momoseの良さが少しでも届けばいいな、と思っています。もしこの記事をいいと思ったら、ぜひTwitterで記事のシェアやいいねをよろしくお願いします〜!
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