ギター・ワイヤレス。それはギタリストの夢。よくツアバンとかプロミュージシャンが使っているのをみて密かにワイヤレスシステムに思いを馳せている方もいると思う。ていうか僕はめっちゃ憧れた。
こんにちは!イモコユウキ(@imokoguitar)です。
今日はそう、ギターワイヤレスについてお話します☆
最近はX VibeとかBOSSのワイヤレス、あとは定番のLine6とかが多いですよね。いろいろと気になるモデルが出ているところですが・・・今回はBOSS WL-20についてご紹介します♪
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BOSS WL-20のいいところ
それでは早速ですがWL-20について紹介していきますね♪
めちゃめちゃシンプルな充電方式
上の写真をよく見てみてください。
左側のプラグがいわゆるレシーバーでアンプに差すもの
右側のプラグがギターに差すトランスミッターですね。
アンプに差す方は2種類のライトがあるので判別しやすいと思います☆
どうやって充電するかと言うと
- まず、トランシーバーにトランスミッターを接続する
- レシーバーにUSBケーブルを差す
- PCやUSB電源ハブに接続して充電開始
- レシーバーが緑色に点滅したら充電完了!
こんな感じで、トランシーバーとレシーバーを接続しておけば、両方一度に充電できてしまうのは便利でありがたいですね♪
状態が見える化できる
トランシーバーとレシーバーはそれぞれ状態の変化を色で判別できるようになっています。正直色で大体判別できるような気がしますが、一覧で説明していきましょう!
- オレンジ点灯:充電中
- 緑点滅:充電完了!
- 赤点滅:充電エラー (要問合せ)
トランスミッターの方は3種類。基本はオレンジか緑の二択なのでかなり単純明快に目で見えるようになっていますね。
次はレシーバーの方をみてみましょうか。
- オレンジ点灯:充電中
- オレンジ点滅:接続調整中(10秒くらいかかる)
- 緑点灯:充電して5時間以上経過
- 緑点滅:充電完了
- 赤点滅:充電エラー (要問合せ)
オレンジは充電中、緑で充電完了。この2stepだけと思えばOK!
めちゃめちゃ短いレイテンシ
レイテンシは2.3ms、伝送範囲は大体15メートル位らしいです。
で、msって何??msはミリセカンドの略称なんですが・・・どういうこと?
ググったところ、ミリセカンド = 1,000分の1秒のことなので、2.3msというのはほぼレイテンシーを体感できないレベルじゃないかな?と思います。
ちなみに、他のワイヤレスのレイテンシーはどうか?と思って調べてました☆
- X Vibe XV-U2:6ms 以内
- BOSS WL-60:2.3ms
- NUX B-2:5ms 以内
- LINE6 RELAY G10:2.9ms
他の4製品を見てみても、2.3msというレイテンシはなかなか優秀なんじゃないかな??と思います。
ノイズを気にせずに接続できる
このWL-20、実は他にもX Vibeなどの似通った製品にない特徴が一点あります。下の写真をもう一度良くみてみてください。
プラグの根元の上側にちっさいボタンみたいなものがあるのが見えるでしょうか??これが押されて初めて通電する、という仕組みになっているのでギターを取っ替えたり、アンプを変えたりするときもアンプにダメージが行くことを気にせずに接続/接続解除ができてしまいます♪
自宅やスタジオでギターを買えるときやアンプに差すときにとても重宝するし、この辺の配慮は流石はBOSS!
練習がめちゃめちゃ捗る
これはWL-20自体がどうこうっていうよりも、ワイヤレスそのものの評価ですが笑 ワイヤレスがあるだけで、めちゃめちゃ練習効率が上がります。
まず、足下にケーブルがあるっていう状態ってなんとなく不快というか、邪魔に感じませんか?僕はいつもめちゃめちゃ邪魔だと思って練習してました。
あと、少し部屋を移動したい時でもギターを持ったまま(ストラップで支えたまま)移動できちゃう上に音出しも出来てしまうのでギターを持っている時間が増えます。
離席してもギターが弾けるという所もかなりありがたいですよね
「BOSS」という安心感
もっとお金を積んでワイヤレスを買いたい!ってなるとSHUREとかLINE6の高級モデルとかになるかもしれませんが、2万円前後のワイヤレスでBOSSから製品がリリースされているというのはやっぱり嬉しいですね。
今でこそBOSSのペダルはあまり使っていないですが、昔から見慣れたこのロゴに安心感を覚えてしまう人も少なくないはず。
最近は他のアジア系の機材のクオリティがフィーチャーされる事もよくあるけど、なんかホッとしてしまう僕がいます笑
逆にここは注意したほうがいい
ここまでWL-20の魅力についてお話してきましたが、今度は「ここは注意しておいた方がいいかも」という点について説明していこうと思います。
ギター側のプラグ形状を選ぶかも
写真からみても取れるように、恐らく大半のギターに適合するように作っています。しかし、油断してはいけません。下手したら2万円の投資がゴミと化してしまうので適合するかどうかは慎重に検討した方がいいです。
取り付けジャック部分に、トランスミッターを取り付けるための(直径 18.5mm、深さ 5mm の円柱状)の空間がないと取り付けできません。
BOSS公式サイト http://faq-jp.roland.com/faq/show/88092?site_domain=default
こちらのサイズをみて自分のギターが本当に大丈夫か?一度確認してみましょう。
一部のテレキャスは特に注意が必要!
アームが引っかかる
僕は普段、メインギターとしてMomoseのストラトを使っているのですが、WL-20の形状都合上どうしてもアームが引っ掛かるし、アームが回せません。
イモネジでアームを固定できないタイプのクラシックなストラト系ギターはほぼ間違いなくアームが回せないのでこちらも要注意です!
X Vibeだと形状的にその辺解決してそうなんだけど、実際のところどうなんだろう???
こういった買い物は購入前の確認は大事!
USB充電が地味にかったるい
これも人によっては「USBで充電かぁ・・・」って思うこともあるかもしれません。
僕も正直USBで充電するのはダルいと思いました。ただ、他のワイヤレスでも同様に通る道ではあるので、この辺は利便性とトレードオフだと思った方がいいかもしれませんね。
どうしてもいやな人は、エフェクターボードに設置するタイプのBOSS WL-60なら満足できると思います〜
若干高い
サウンドハウスで買っても楽器屋さんでかっても大体20,000円 + 消費税くらいはかかります。一方でNUX B-2やX Vibeは20,000円出せばお釣りが戻ってくる位の価格設定なので、価格面を見るとどうしても中華系に見劣りするのは仕方ないですよね。
ただ、前述のレイテンシーや接続時のノイズ問題など、WL-20の方が優れている部分も沢山あるのでそのあたりが機能的に欲しかったりちょっとした安心感が+@で欲しいという方はBOSSでいい気がします。
さいごに
今回はBOSSのギターワイヤレスシステム、WL-20についてレビューを書かせていただきました☆
個人的には、買って良かったか/微妙だったかと聞かれれば・・・大正解かな!と思います。似通った価格帯のアイテムより機能的に優秀だし、見た目的にも僕は気に入っています♪
SHUREやLINE6などのワイヤレス界のド定番に対してBOSSがどれ位肉薄していくのか、今後の開発も楽しみですね。このレビューが購入の参考になればとても嬉しく思います!
それでは。