どうもこんにちは、きとうゆうきです。
ところでみなさん、ファズフェイスは好きですか?
僕は大好きです。本当に。
本当に大好きなんだけど…
実際にライブで使ったりすると色々と弊害が出てきたりします。例えば
- INとOUTの位置が逆なのでボードへの組み込み△
- ACアダプターで動かない
- 個体差がエグい
- 古いやつは床に置く位置で音が変わる(らしい)
などなどいろんな不都合な事が出てくるものです。
今回は、そんな不都合を解消しつつファズフェイスの音を残してくれたFuzz Face Miniについてご紹介します☆
- Fuzz Face Miniの種類
- 達人に学ぶ、ファズの使い方
- ファズフェイスに合うスタイル・合わないスタイル
読みたい目次をクリック!
Fuzz Face Miniの種類
それでは、Fuzz Face Miniにどういった種類があるのか紹介していきましょう☆
まず、Fuzz Face Miniの前提として
- トゥルーバイパス
- ACアダプター対応
- LEDでON/OFFが確認できる
- IN/OUTの位置が普通のエフェクターと同じ
といった、現代の「当たり前」をしっかり踏襲してくれるかなーり便利なファズペダルとなっています。
Fuzz Face Mini Germanium
先ずは一番スタンダードなものから紹介していきましょう!
- 60年代の仕様と同じ、最もトラディショナルなファズ
- ゲルマニウムトランジスタ内臓
- 比較的甘い音
この赤い円盤。見た事がある方もいらっしゃるかもしれません。
特徴はいろいろ書いたけど重要な事としては
ゲルマニウムトランジスタ内臓という点に尽きると思います。
Fuzz Faceには大別して
- ゲルマニウムトランジスタ
- シリコントランジスタ
の2種類があります。個人的なイメージはゲルマニウム = 比較的甘い音 に対してシリコン = 比較的硬い音 といった質感です。
初期のファズフェイスを再現したペダルで、原始的であるのにもかかわらずどこか甘みを帯びたサウンドが特徴です。
Fuzz Face Mini Silicon
お次は、Germaniumの項目で説明した「シリコン」トランジスタを搭載したファズのご紹介です☆
- 70年代の仕様と同じ
- シリコントランジスタ搭載
- 比較的硬い音
ネタバレすると、ジミヘンモデルもシリコントランジスタを内臓していたりします。
特徴は前述の通り、シリコントランジスタにより気持ち硬めの音が出てくれるという所。
個人的にはギターのボリューム操作でディストオーションっぽい歪みを出す事もできるので、ファズフェイスの中ではかなり応用が利く方かな?とおもいます。
Fuzz Face Mini Joe Bonamassa
さて、次はギターヒーロー「Joe Bonamassa」のシグネチャーファズのご紹介です〜!
- ロシア軍用のゲルマニウムトランジスタ搭載
- ハムバッカー搭載ギター向けのファズ
- 甘い音でかつ、比較的歪み量は少ない
僕もminiじゃないでっかいファズフェイスをいくつも所持したことがあるのですが、Joe Bonamassaのファズはシングルコイルを多用する僕の場合歪み量がもう少し欲しいかな?という印象でした。
逆に、レスポールなどを使う方でファズが好きな場合はこちらのファズ一択じゃないかな?と思います。
Fuzz Face Mini Hendrix
- シリコントランジスタ搭載
- ジミヘンモデル
- 倍音成分が多い印象
- ストラトと恐ろしく相性が良い
伝説のギタリスト、若き天才「Jimi Hendrix」の名前を冠したファズフェイスになっています。
Hendrixファズは、Fuzz Face Mini Siliconと方向性がかなり似ています。
トランジスタも同じシリコンというのもありますが。
違う点は正直個人の好みの範疇ではあると思いますが…個人的には普通のシリコンファズより倍音成分が豊かな印象を受けました。
Band of Gypsys Fuzz Face Mini
- ジミヘン Band of Gypsys期を想起させる荒々しいファズ
- 「ファズ」ノブ12時位の位置でも相当歪む
- 「ファズ」ノブの位置で性格がかなり変わるので懐は広い
- Fuzz Face Miniの中では最も「攻めてる」ファズ
Fuzz Face Miniラインナップの中で、僕が最も今欲しいファズフェイスです。
特徴欄で書いた通り、最も荒々しい歪みが得られます☆
一方で、ゲルマニウムファズのような甘めの音も出せてしまうので悩んだ人はこれを買うと一番幸せなれます。
達人に学ぶ!Fuzz Faceの使い方
次に、Fuzz Faceの使い方をご紹介します。
ノブが歪みとボリュームの2つしかないのでとってもシンプルな構造ながら、いろんな使い方ができるのもFuzz Faceの魅力ですよね。
Eric GalesがBand Of Gypsys Fuzzを弾いている動画をご紹介します。
えげつないかっこよさですよね
動画ではFuzzノブを弄りながら弾いているのですが、主な使い方としては3種類あるように見えます。
- クランチのアンプにブースターとして使う
- ファズノブを12時周辺にしてゲルマファズ的音色
- ファズノブをMaxにして荒々しいファズサウンド
①はシンプルな使い方なのですが、ファズをブースターに使うことによって雑味が増えます。
Rolling Stonesの「Satisfaction」のような少しだけ潰れたギターサウンドを再現するのにも役立ちます☆
②と③は、時と場合によって使い分けると思いますが…②の場合は甘めのサウンドを狙えるのでメロディアスなソロプレイに向いているかな?
一方で③は激歪みに近いのでギターソロの中でも荒々しくペンタトニックスケールでチョーキングするスタイルに合うと思います♪
ファズと合うスタイル・合わないスタイル
ここまで読んでくださった方は大方予想がついているかもしれませんが、全体的に言えるのは「Fuzz Faceってプレイスタイルを選ぶ」っていうこと。
合うスタイル
合うスタイルはかなりハッキリしていますが、例えば
- 60/70年代ロックを踏襲したスタイル
- ペンタフレーズやチョーキングを多用するスタイル
- ギターを楽曲の中で目立たせる音楽ジャンル
こういったスタイルが合いますよね。
Joe Bonamassaしかり、Eric Johnsonしかり、ギターが花形のジャンルでは間違いないファズフェイスは輝きます。
合わないスタイル
合わないスタイルは、合うスタイルを見ると分かりやすいですが
- J-Pop
- ギターを主旋律として使うpop系ジャンル
- アルペジオ弾きを多用するスタイル
上記のようなスタイルとは食い合わせが悪いかな?と思います。
ピンポイントでファズ使うことはありますので、全てのJ-POPで合わない訳ではないですよ♪
さいごに
今回はファズの代表格「Fuzz Face」をより現代的に使いやすくした「Fuzz Face Mini」のラインナップについてご紹介させていただきました☆
Eric Galesをはじめとしたファズの達人たちのファズの使い方を勉強しつつ、自分にとってファズが合うか/合わないかを吟味した上でエフェクターボードへの導入を検討されてはいかがでしょう?
買ったけどいまいち良い使い方がわからない方
エフェクターの使い方から基礎練習まで幅広い内容をオンラインレッスンで実施させていただいています(^^)
コロナで大変な時期ですが、ギターを弾いてストレス発散させましょう☆
体験レッスンを無料でお受けできますので、ご興味のある方はこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください〜!