実際のトラックに合わせて練習やSNSに登校したいけど、自分でトラック作るのは時間がかかりすぎる!
と思う時ってありませんか?そんな時に便利なのがYoutubeその他SNSで配信されている「バッキングトラック」の存在ですよね。
今、Youtubeで「backing track」と検索するだけでありとあらゆるジャンルのバッキングトラックが表示されます。
中には楽曲としてのクオリティが高いものから練習として最適に使えそうなものまでありますよね。
今日はYoutubeやTwitterでバッキングトラックを使う時の注意点やルールについてお話したいと思います。
最近二次創作についてTwitterでいろんな意見があるけど・・・実際のところどうなんだろう?
全体的にグレーゾーンではあるけど、TwitterはJASRACと包括契約してないからアウトだよ
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バッキングトラックを使う意味
バッキングトラックとは?みたいな疑問はほぼないと思うので省きますが、端的に説明すると「歌やソロの入っていない楽曲」です。
どうしてバッキングトラックを使うのか?についてお話ししたいと思います。
練習目的
バッキングトラックを使う一番の理由じゃないでしょうか?
YoutubeやSoundcloudでUPされているバッキングトラックから自分の練習したいコード進行やリズムのトラックを選んで、ギターソロの練習をします。
ブルース進行やジャズスタンダード曲のバッキングも豊富なので、どんな練習をするにもYoutubeの膨大な図書の中なら見つけられます☆
いつも使っているのでクリエイターには感謝しかない
発信目的
ニコニコ動画時代から発生した「弾いてみた」系の方がよく使うパターンですね。
彼らの場合はバッキングトラックどころか楽曲本家を使っている場合も多いです。
商用利用はダメ、絶対!
商用利用でなくても、バッキングトラックに自分のギターを重ねてTwitterほかSNSでUPすることもありますよね。
バッキングトラックを使ってSNSで発信する場合は、ちゃんと「筋」を通しておかないといけません。
ここからは発信利用する場合の注意点や方法についてお伝えします。
バッキングトラックを発信に使いたい場合
バッキングトラックを使ってギターソロを弾く動画をSNSでUPしたい!という方向けのルールについてお伝えします。
音源を買う
多くのバッキングトラックはYoutubeで公開しているものの、発信目的で利用するとなると「購入してください」と言われる場合があります。
特にwavデータなど、レコーディング前提の音源が欲しい場合は有料が大前提となります。
itunesで販売している事もありますが、
- 日本人の場合はBASE
- 外国人の場合はbandcamp
を利用されていることがおおいです。
購入することでクリエイターのサポートも出来るし、新しいトラックを作ってもらいやすいかも!
間違いないね。とはいえ、買う = 発信していい は必ずしも一致しないから必ず確認してから使おうね
クリエイターのガイドラインに従う
クリエイターによっては、ガイドラインをきっちり設けている場合もあります。
例えば、トラックメイカーの「Sorabeats」さんはYoutubeで以下のような動画を発信されています。
Sorabeatsさんが主張されている事を要約すると
- Youtube, Twitter等 SNSでバッキングトラックを使うのはOK
- トラック利用前後にYoutubeやSNSのDMで報告して欲しい
- Spotify等、商用利用のストリーミングサイトでの配信はNG
- もしストリーミングサイトで配信したい場合はDMで相談して欲しい
- Wavデータが欲しい場合はBASEで購入すること
- 購入したからといって商用利用OKとはならない
上記がざっくりとしたSorabeatsさんのガイドラインとなります。
ルールはしっかり守らないといろんな人に迷惑がかかるので注意!
SNS投稿にあたってのマナー
ここまでで製作者のガイドラインを理解したら、投稿のマナーを押さえることが肝心です。例えばあなたがクリエイターだとして・・・
バッキングトラックにiphoneマイクで適当に録画して早速Youtubeに上げたろ!サムネは無しでいいし、トラック提供元も書かなくていいっしょ!
上のような行動を見て、どう思うでしょう?
拡散してくれる嬉しさも半減どころか、「そんなクオリティならアップしないでくれ、あとルール守れよ」と思いませんか?
なので、最低限YoutubeやSNSにUPする時は以下を押さえておきましょう
- サムネはちゃんと作る
- 提供元のトラックURLをちゃんと貼る
- 最低限の動画トリミングを行う
- 製作者の名前を書いておく
- 発信したことを製作者へ報告する
録音や録画は本当にエネルギーを使います。
最初はきちんとやろう!と思っても途中でおざなりになってしまうこともあります。
しかし!「人が一生懸命作ってくれたトラック」を利用していることを忘れてはいけません。
「当たり前品質」を守りましょう〜!
オススメのトラックメイカー
ここからは、僕が普段練習に使ったり、発信利用しているトラックメイカー
についてオススメしていきます。
Sorabeats
先ほどのガイドラインでも触れさせていただいたSorabeatsさん。
主にChillやHip-Hop系のビートを多数配信されています。
ガッツリChillな感じのビートもあれば、シティポップに寄せた感じのトラックもありどのトラックもギターを乗せて演奏するのが本当に楽しいですよ☆
DTM講座もやってるからトラック作りたい人はチャンネル登録しようね!
Music Jam Tracks
楽器練習を前提としたバッキングトラックを配信されているMusic Jam Tracksさん。
コードが記載されているので、練習に使いやすいのはこっちかな? と思います。
ちなみに、Youtube上で発信するのはOKとのこと。ただし、使用したバッキングトラックやMusic Jam Tracksさんの名前をきちんと明記しないとダメです。
ギタリストならこのビート嫌いな人ってマジでいない気がする
Jam Track Central
Tom QuayleやMateus Asatoなど、次世代のスター等が沢山の教則ビデオを配信・販売しているJam Track Central。
今となってはレッスンビデオ販売がメインになっていますが、元々は名前の通り「jam track」を取り扱うチャンネルです。
jam trackを販売されていますが、YoutubeほかSNSで発信することをOKするかどうかは概要欄にも記載がないので不明です。
どうしても使いたい場合は、必ず問合せましょう。
ちょっと怖い話をしますが、日本と違って海外は著作権にかなりうるさいです。
軽はずみにUPしたものが訴訟に発展する可能性もあるので必ず連絡・相談の上利用してくださいね☆
手軽に動画投稿するためのツール
バッキングトラックをダウンロードして、DAWでギターを取って
当て振りで動画を撮って・・・という通常のプロセスですと1つの動画を完成させるのにかなり時間がかかります。
Youtuber達はそういうしんどい事をしっかり行った上で人気が出ているんですよね。
ただ、最初は機材が揃っていなかったり、揃えたいけど一眼を買うお金が無かったりと金銭面の問題がついて回りますよね。
そこで僕がオススメするのは3つのアイテムです!
スマホスタンド
以前Manfrottoを題材に記事を書かせていただいたのですが、ある程度モノが良いスマホスタンドを使うことをオススメします。
理由は、品質が高いものの方が長く使えるし「買い直す」という無駄を省けるからです。
Manfrottoについて気になった方はこちらをチェックしてみてください☆
スマホ用コンデンサマイク
Zoomなどのギタリスト馴染みのメーカーからも発売されていますよね。
1万円を超えるような製品もありますが・・・
正直、スマホで録音するなら3,000〜5,000円の製品でも十分仕事してくれます。
僕はUlanziのコンデンサマイクを使ってます。
スマホ用照明
今日ポチりました。撮影するとなると室内の照明だけだと明かりが足りないため
少し暗い質感になってしまうことがあります。
コンデンサマイクを上にドッキング出来るようになっているのであわせて買うと録画・録音がめちゃめちゃ捗るはずです♬
練習・発信を楽しもう!
今回はここまでとなります。
Twitterで二次創作や音源利用の是非について議論がされていますが、バッキングトラックは販売されている音源とはまた一味違った独自ルールが存在します。
比較的ゆるいとはいえ、守るべきところはしっかり守った上で楽しく練習・SNS配信を行えるといいのかな?と思っています。
それではまた。